踊るマハラジャ

最後の決闘裁判の踊るマハラジャのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.2
西洋版藪の中。

舞台や戦闘シーンはリアルな中世らしく、雰囲気があった。
日本でも武士道といいつつ見栄と世間体ばかり大事にしているという話を「切腹」でやっていたが騎士道も大差ないらしい。
二人のマッチョイズムの間で抑圧されるマリグリット。
しかも女の敵は男と女である。仲良くしていた友達には即裏切られ、姑も昔は私もされたんだからさぁと同情こそするものの、積極的には助けてくれない。法廷ではほとんどセカンドレイプ変わらす散々である。

藪の中みたいに視点によって事実が二転三転するのかと思っていたが、どの視点でもレイプされたことは事実で、それぞれキャラクターにより重きをおくところが違うという描かれかただった。
息子を育て、裕福に強く生きたらしいので多少救いがあってよかった。
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