犯人です

LAMB/ラムの犯人ですのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.1
【あらすじ】
アイスランドの山間で羊飼いをしている夫婦・イングヴァルとマリア(ノオミ・ラパス)。ある日、出産した羊から羊ではない何かが生まれ、二人はその存在を“アダ”と名付けて育てることにする。子供を亡くしていた二人にとって、アダとの生活はこの上ない幸せに満ちていたが、やがて夫婦は破滅への道をたどることになる。(Yahoo映画参照)

【概要】
アイスランドの人里離れた場所に住む羊飼いの夫婦をめぐるスリラー。羊から生まれた謎の存在を育てる二人の姿を描き、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門「Prize of Originality」を受賞した。監督・脚本は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などに携わってきたヴァルディマル・ヨハンソン。『ミレニアム』シリーズなどのノオミ・ラパスが主演と製作を務めるほか、ヒルミル・スナイル・グドゥナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソンらが出演する。
(Yahoo映画参照)

『良い点』
・愛らしいアダの成長

『悪い点』
・世界観の好みが別れる
・結構退屈なシーンが多い

(感想)
2022年ホラー映画界の中でも特に異質な存在そして話題となっていた今作品。
話題を呼んだおかげか「ミッドサマー」や「MEN 同じ顔の男たち」の配給会社でもあるA24北米配給権を獲得したそうです。
(A24が好きそうな映画だこと…)
個人的にも気になっていはいたものの、わざわざ映画館に足を運ぶ程でもないかと思い配信が来るのを待ってました😂😂

——— 🔹愛しい「LAMB」🔹 ———
今作のマスコットと言っていい愛おしいキャラクター「アダ」。
羊から産まれたのだが上半身は羊、下半身は人間と文章を見る限りは正直気持ち悪い(笑)
だが、アダ自身はとても純粋で良い子‼︎
この子自体は特に最後まで悪いことはせず愛おしいままです👍👍
映画自体もアダの成長記みたいな側面もあるため自分自身も親のように見守ることができます‼︎

——— 🔹静かで独特な世界観🔹 ———
今作品はとても静かでゆっくりした世界観が作り出されています。
セリフも非常に少なくとある風景や作業シーンを無音で長回しするのは当たり前‼︎
セリフもないので説明も全くないです。
正直好みは別れる作品に仕上がってます…
個人的には説明を求めすぎる現代映画においてあえて多くを語らないスタイルは嫌いではないです👍👍
ですが、とても静かでスローな物語のため正直退屈でした🥱🥱
話自体も入り組んでおらず簡素なため80分くらいの映画を無理矢理105分に伸ばしたような感覚…
ラストの展開にいたっては、待った割にオチはこれだけ?と拍子抜けしてしまうレベル…
個人的には「尺を短くする」or「驚愕のオチ」が欲しかったです。

——— 🔸最後に🔸 ———
LAMBのアダに対する愛おしいキャラクター像を語りましたが一応”ホラー映画”です(笑)
正直、あまりにもあっさりしてるので全く怖くもないし可愛らしいアダのビジュアルだけが記憶に残っています…
物語自体は神話をモチーフにしているらしく、ネットで解説等も見てみたのですが馴染みがないせいか正直ふーんって感じです😂😂
あまり人に勧める映画でもないですが、綺麗な絵作りと世界観に対するこだわりは感じられる一本であることは間違いないです‼️