本当によかった。田中みな実が最後眼帯を取って胸の内を吐くシーンで泣いた。
男たちがヤバいって、、と焦る中、山口沙也加のみがこのまま！と言っていたシーンも感動した。
男が歳下と結婚すると勝ち組だともてはやされ、男が歳上と結婚する場合は懐が広いなあと男が誉められる。
金があっても歳を取っても女の若さと性的魅力にしか価値を見出せない男たち。
女以外は皿を下げない、1人で自分の飲む酒もつげない、そもそも女が出さなきゃ料理が出てこない田舎。
結婚したら家政婦要因？田中みな実の母親がそれを実感し後悔し娘はそうならないようにって内心思ってるのも良かった。
結婚したら子供を産むのが当たり前。苗字は女が変えるのが当たり前。子供が生まれたら女が仕事を辞めて育児をする。
みんなどこかこの前提で話を進めてくる。
結婚したって子供産まなくてもいいじゃん。産むのは私だし。授からなかったら女のせい？
結婚したいって言うならお前が苗字を変える覚悟はあるのか？
お前も父親なんだから平等に育児しろ。「泣いてるよ」じゃねえよ。
映画の中で誇張されているという評価もあるけど、私はこれが現実だと思う。
登場人物たち全員リアルで、世の中生きづらくて、所詮女はどこか見下されていて。
しかも全員演技が良過ぎた、、田中みな実演技上達しすぎ、、他の役者さんはもちろん、さゆりんごの演技も良くて、映画全体の雰囲気がとてもよかった。
日本でこの題材の映画を作ってくれたことに感謝したい。
これは今の日本の現実だと思う。
でもきっと男女で感想が違うんだろうな。
それもまたキツい現実。
