戦国大合戦と同じく、小さい時に見て以来見ていなかった2大名作と言われる作品の1つ。
他のクレしん映画と違ったのは非日常から始まるということ。
基本、日常に何かが入り込んで非日常へと変わり最後は日常に戻るというのがクレしん映画のイメージだったのでいい意味で最初から気持ち悪さがあった。
マサオくんが豹変する事でも有名なバスでのカーチェイスのシーン。ギャグが多くて緊迫感は無いけどひろしとみさえが相手という状況。つい最近まで守られてきた親に狙われるというのは悲劇にも感じるしそこで大人達の洗脳され具合がよくわかる。
この映画でもっとも有名であろうしんちゃんが東京タワーを登るシーンからのラストのシーン。
しんちゃんがラスボスの2人に言い放った「ずるいぞ!」は現実の未来から逃れようとして死を選んだ2人に対して逃げんじゃねぇ生きろ!という意味が込められてる気がした。確実にしんちゃんはこんな事思って言ったわけではないと思うけどあの2人は確実に何かしら解釈して心に響いたと思う。
有名なカーチェイスやひろしの回想、しんちゃんが東京タワーを登るシーンだけが見どころでは無く様々な場所で見どころがあり、メッセージ性があると改めて見て思いました。