いちご

Pure Japaneseのいちごのレビュー・感想・評価

Pure Japanese(2022年製作の映画)
5.0
【2/17 2/24 2/26】
こんなに観たいって思う創りなのが面白すぎる。
何度も見てるけど、映像、音、テンポ、長さ、セリフ量などなど、ディーンさんのアクションがかっこよくて、血も飛ぶし観ていて楽しい。
坂口さんとのシーンはほんとふたりともかっこよくて、圧倒的な強さの陣内に立石が立ち向って…

やっと、ニュースキャスターの男性のセリフを聞き取れた…
あと、自然界の音がたくさん使われていたのも聞こえるようになって…ここからさらに面白くなるのでは?と感じた。

後、何回映画館で楽しめるかわならないけど、行ける限りあの空間であのスクリーンであの世界に行きたい。

【2/9】
この映画を何度も観たくなることをずっと考えているけど、ディーン・フジオカのいう実験装置のスイッチを押してしまったということなんだと思う。
実直に何事も行う主人公立石の誠実さを見ていると、今の日本人には見られない、日本人らしさというものを見る。でもそれは、教科書で知ったようないい子のような姿。それが、日本人の姿なのかどうかはわからない。
遊びのない信念を貫き通す立石、真面目すぎるが故に自分の信じる日本人になろうとしている。
そんな、真っすぐで素直な立石に共感し好感を抱く。自分と比較して立石を見ている。
最初はヤバイ男ってだけのイメージだった立石を今では、ヤバイ男だけどそうすることでしか自分でいる方法がなかった彼なりの生きるための術なんだと感じている。それが、羨ましくもある。
ディーンさんが言う言語OSは彼をさらに日本人であるように縛っているのかもしれない。
立石は何度もエア切腹をして生き直して来たんだろうか…立石のことばかり考えてしまう。

ディーンさんおすすめの三島由紀夫のTBSの三島由紀夫VS東大全共闘を観てからみると、立石は三島由紀夫にとても似ている。尊敬していたんだろうなと思う。言葉の有効性について話しているシーンがあるがとても印象的だった。
三島由紀夫の丁寧な語り方、全てにストイックな姿…切腹自殺…彼は Pure Japanese なんだなぁと彼と立石を比較して見ていた。

この映画の面白いところは、こんなにも立石のことを深く考えさせられるんだけど、アクション映画なので、戦いのシーンがかっこよくて、本気のぶつかり合いが爽快なところ。
血まみれなのに美しい、何度みても飽きない戦い…そして立石が殺されるシーンさえも美しく感じてしまう。そして、とても切ない。
彼はPure Japaneseとして散っていったはず…
最後のディーンさんの英語の語りがとてもよくて、この英語の語りによって立石はPure Japanese であろうとしていたのがすごくわかるシーン。
実に面白い映画だと思う。


【何回も鑑賞してしまう2/6舞台挨拶コメンタリーなし】
コメンタリー付を観るとあとから無しでもう一度観たくなり…そのあとまたコメンタリーで観たくなる…ループ

【コメンタリー付上映2/6】
ディーン・フジオカの立石へのツッコミがめちゃくちゃ面白い(笑)
撮影の様子やセットのこと、立石のことがディーン・フジオカと監督で語られていて、答え合わせができた。コメンタリー聞いたあと、さらに立石という男を好きになってる自分がいた。


【公開初日2回と1/30に鑑賞】
この映画は中毒性がある…
もう一度見たい…という思いが見終わった直後から始まる。
見るたびににディーン・フジオカ演じる立石について深くて知りたくて知りたくて、理解しようと思うけど、やっぱサイコパスー!って思う。
坂口さんとのアクションは、体当たりで本気100%な闘いがたまらなく高揚する。
とにかくかっこいい。この部分だけでも劇場に行くべき。
Pure Japanese コメンタリー上映も2/4より始まるので、立石を知るために再度足を運ぼうと思う。


【完成披露上映会にて鑑賞】
映像、音の使い方がすごく良く、フィクションとノンフィクションの間にいるような面白い感覚で鑑賞できた。
公式HPの立石トリビアを見ていたので、立石のこだわりというのがすごく楽しく発見できた。
なかでも、ずっと知りたかった趣味のエア切腹が見れたことは、とても感無量です。
彼はエア切腹をすることで新たな自分になろうとしているのか、一回ではわからなかった。
でも、ディーンの渾身エア切腹がかなり迫力があり本当に切ってる?って思うぐらい良かった。特に、ハラキリをしたあとに顔を上げたとき、スッキリしたように見てたから生まれ変わりのためなのだろうかと感じました。
立石という男は正義なのか?悪なのか?
優しい男と思ったけど、その奥には別の立石がいた。ピュアとは無垢だけじゃない…なぜ彼はそうなったのか、考えさせられました。彼がこだわるPure Japaneseとはなんなのか。過去のトラウマを抱え、今の立石が出来上がった。立石の狂気が見えた瞬間、本当にやばい男!の方だったと興奮しました。こういう演技ができる彼は素敵な俳優だと改めて思いました。
アクション映画なのにホラー映画?シリアルキラー?と思わせるドキドキ感が良かった。
また、世界中で楽しめるようにと選ばれた忍者、アクションもまたフィクションとノンフィクションの間を楽しむ要素としてじゅうぶん良かった。


【予告でわくわくする】
ディーンフジオカさん初の企画・プロデュース作品、『Pure Japanese』。予告映像見ましたがとても楽しみです。バイオレンスアクション映画ということで、予告だけでもディーンさんの殺陣の美しさとかっこよさに目が離せませんでした。はやく映画館の大きな画面と音で美しい殺陣を体感したいです。立石の過去に何があったのか…とても気になっています。映画の公開がとても待ち遠しいです。
いちご

いちご