野元ミナギ

泥マンのドラマの野元ミナギのレビュー・感想・評価

泥マンのドラマ(2020年製作の映画)
2.0
このままだとタイミング見つからずにずっと見なそうなマイリストを消化するシリーズ。
何が楽しくて俺は朝7時からこんなものを見てたのだろう。
サムネイルでかなり気になり、「泥」がテーマのサイコキラーが人間達を恐怖に陥れていく…みたいな話かと思ってたけど、全然やっすいVシネ系だった。
何とも言えないのが、めちゃくちゃクオリティが低い、という訳でも意外とないところ。
多分もっと酷いのをちょこちょこ見てるから、
セリフはしっかり聞き取れる、セットも小道具もビジュアルもある程度ちゃんとしてる、無茶苦茶な演出とかも「まあ突飛なのって、こういう展開のもあるかな…?」と思えるくらいの塩梅、この辺のポイントだけでかなり粗末感が少ないのだ。
亀甲縛りを伏線として回収してくる小賢しさや、明らかにおかしい事が起こっているのに、突っ込まずに「そういうもの」として話を進めていく感じなど、
所々「もっと真面目にバカやらんかい!!どっちつかずはやめなさい!!」と怒りたいポイントは多くあったものの、
不思議と「結局無駄なもの見た感」が少ないのも事実。
「泥マン」という初期設定のインパクトが、思いの外、勝ちなのかもしれない。
野元ミナギ

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