こんな優しいゾンビアタックシーン初めて見たかも。園長先生と話すシーンもまだ独善的な感じが出てて大丈夫かとヒヤヒヤしたけど周りの大人たちが優しく受け止めてくれていて安心して見れた。全編通して、前へ倣えの精神に対するアンチテーゼを他の誰でもない何者かになりたいという中二病をベースに描いているが、自分の力だけではなく、だんだんと周りの優しい人たちの眼差しや差し伸べる手に気づいていくのが良かったな。
渋谷のまちなかでのシーンは多分ゲリラ的に撮ったんだと思うけど、カメラや俳優を変なものを見る目で見ているのがこの作品にとってはとてもいい演出になっていた。叫びのシーンとか隠し撮りしてるっぽい人とかも写っててめちゃくちゃ良かった。
ティーンエージャーの危うさ、独善的な感じがずっとあるので見てて本当に疲れてしまったけど、いい映画ってことだと思う。父親の目線で見てたんだと思う。
