ゆぴこ

ミーシャと狼のゆぴこのネタバレレビュー・内容・結末

ミーシャと狼(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

戦争中、離れ離れになった両親を探すため1人森を彷徨った少女が、狼と暮らし仲間になることでホロコーストを生き延びた…というまるでディズニー映画のような実話。
が、そうじゃなかった、という話。

騙された周りが怒り狂ってる中、「彼女は被害者 でもある」と語ったのは本当にホロコーストを生き延びた人だけだった、という。
実害ない人がなぜそこまでブチギレてるのか理解不能だった。

それよりもミーシャの父の話の方が悲しい。
戦争という、なんかよく分からないお上の人たちの決めたことで右と左に分かれて人間同士が殺し合うという異常事態に、誰の行動を責められようか、と思う。
咄嗟に取った行動が、国のためではなく家族や自分を守るための行動だったことが、そんな後世に渡るまで悪名を轟かすような話なの?
ミーシャを「嘘つきババア」と罵るのはまぁいいとして「国の裏切り者の娘」と罵るのはなんかすっごい嫌だわぁ〜。
ゆぴこ

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