黄巾の乱から虎牢関の戦い迄を描いた作品であり、真・三國無双のキャラクターに扮するキャストが派手とも言えないアクションを繰り広げ、一切伏線や物語が回収されないストーリーを意味もわからないまま眺める何とも言えない作品となっている。
以下、溢れた思いです。
熱心な三国志オタクであれば虎牢関の戦いまでと言うだけで妙だな?と思って貰えるのではないかと愚考するが、兎に角中途半端な終幕である。何も物語は解決していないし登場人物は投げっぱなしだし、結構モノローグで済ませるしと駄目な点を上げれば枚挙に暇がない。
ただ、ここは三国志オタクであれば勝手に脳内で補完し、勝手に面白くできる。三国志を知らない相手に語ってウザがられよう。
許せないのは真・三國無双を冠している所に有る。
キャラクターの容姿、吹き替え声優以外は一切真・三國無双要素がない。
タイトルを冠しているなら、原作ゲームの爽快感を出せるように多少の無茶をしてでももっと迫力の有る映像で多くのキャラクターを出して欲しかった。その場合はアクションに振ることでストーリーの残念さを多少は払拭出来たかと思える。
三国志を冠する映画なら三国志又は、演義としてシナリオをしっかり構成すれば歴史物として評価されたように思う。
結果、どっちつかずでゲームのファンや三国志オタクではない方の視聴は一切お勧めできない。なんなら三国志オタクであっても態々時間を使って見るまでもない作品となってしまった。