呪いからは決して逃げられない。
ナ・ホンジンが海外の監督とタッグを組んだ本作品。本気で怖い映画を作ってきたなってことが伺える。
タイでは代々女神の依代として一族の女性が祈祷師となる。祈祷師のニムは密着取材としてインタビューを受けていた。ニムの姉にはミンが突如、女神の祈祷師として選ばれたことにより急変する。しかしミンは女神に選ばれたわけではなく、最も恐ろしい存在に憑依されていた。
もちろんフィクションなのだが、撮り方がドキュメンタリー形式であるためリアリティが凄い。
気味が悪いシーンはとことん悪い。希望など一切なくあるのは、絶望のみ。
ストーリーも一貫していたため面白かった。
ハリウッド張りの迫力はないが、画面の邪悪さは最高でした。
文句なしです。