このレビューはネタバレを含みます
呪詛が期待を超えなかったのでこっちはお願い…！って思ってたけど全然ダメだった！！物語の基礎の部分があんまりしっかりしてないのに怖い(と思ってもらえそうな)表現だけを延々やり続ける感じが好きになれず。ホラーこそ物語のベースがしっかりしてないとダメなんだよーっ！！ナ・ホンジンてことでコクソンと並べて語られがちだけど全然そんな映画ではない！
近親相姦が物語に結びついてくるのか…とゾクゾクしてたのに「やっぱ違いましたー！」ってなったあたりから、雲行きが怪しくなっていって、そこから最後までずっと残念だった。またフェイクドキュメンタリーの形式も生きておらず。普通に撮った方が怖いよ、絶対！もったいない！合間合間に入る撮影班目線のコメントも面白演出に見えてホラー度を下げてる。相当ピュアじゃないと怖がれない仕様になっていると思った。超金のかかった「放送禁止シリーズ」と思って観たらなかなか面白いかも。
呪詛でも思ったんだけど、「何だかわからないこと」が起こっていれば観客が怖がってくれると思いすぎていないか？もちろんそういう演出も使っていっていいとは思うんだけど、本当に怖いのは「わかっているとき」じゃない？って個人的に思う。「わかっていた恐怖」にはドラマの積み上げが必要。
