このレビューはネタバレを含みます
結局大きな音やグロさや動物が可哀想で怖がらせてくるところが肩透かしだった、というのが正直なところ
ストレートで、なんというか真摯さがあって、意地悪さが薄かった
モキュメンタリー?と思えば演出があるし
監視カメラに映るシーンも危機管理がなさすぎてリアルじゃなかった、普通は避難するでしょう
怖がらせるために用意された感じに少しだけ冷めてしまった
パンフを事前に試し読みしたのでそれを踏まえた感想
生理、月、憑き?
女性は媒介者、シャーマンになる器であるし、劇中ではその家系として誰かがその役目を自己を供儀にして継承せねばならない
その不可抗力さを生理に重ねた
でもその不利益と引き換えに己らを女神が守ってくれるとしたら
キリスト教を信仰することで裏切ってしまったから異教の悪魔が入った?とか思ったりもした あとサロメの逆?だとか
エクソシストってパンフでもあったけど確かに
黒い吐瀉物や儀式やお札の装飾は興味深かったです、火の玉が飛んできて火葬するシーンも
電飾での飾り付けの葬式を見てタイに行ったときに寺の中に電気で光る蓮の花のオブジェがあったことを思い出す、光らせる文化はなんなんだろう?アピチャッポンの映画でもあったけど
女神像の首を切る、夢と一致
ヤサンティア家を呪った一族がミンに憑いたものを祓うふりして儀式をしている?
復讐できて良かったじゃんって気持ちにはなった、実のところは…
年季の重みや人数の束には太刀打ちできないよ
やはり冒頭のコブラの酒の何かでも思ったけど、病は気からで、神というものは主観、見出そうとする人の中にしか存在しないと確信めいてきた
考察などを見たらもっと面白く感じられるかな
土着信仰と女神と、多神教的な 霊は等しく崇めるべきか?