見慣れたような、見た事無いような風景と宗教建築物の異質さが不気味。
登場人物の思考がストーリー上の都合主義的ではあるものの、キャストのマンパワーが凄く、尻上がりに盛り上がる展開や秀逸な画作りと合わせて(窓ガラスに映る顔の方だけ笑ってる/卵割ったら中身が黒い/廃墟と呪物やコンクリートと気根のある種の調和)飽きさせない魅力がある。
後半はジャンプスケアの演出が過剰だったり、混沌とした状況にあってカメラの視点が経緯を捉えすぎてるのでカメラマン頑張りすぎやろとツッコミたくなったり、モキュメンタルである必要性を無視している気もしますが、モキュメンタルをフリにした真正面からのホラー作品だと思うとエンタメ作品として最高の出来だと思います。