このレビューはネタバレを含みます
モキュメンタリー映画って苦手だったんだけど、これはとても見やすかった。
タイ現地の雰囲気も相まって、日本の日常とは一線を引いた不可思議さも感じられるホラーだった。
ニムが亡くなったあたりでは、どうなっちゃうの〜!?とハラハラ見てたけど、終盤の儀式失敗からの展開はなんだかなぁ。
撮影班あんなにいたんだね。
悪霊ははっきりとあらわれるのに、救いの手の女神は存在も感じられないのは哀しいな。
神も悪魔も、誰かの信じる心によって存在し続けられるというけれど。
信仰心とはいうものの、現代人は目に見えないものは真に信じられていないのかもしれない。
演者さん達、特にミン役の女優さんがすさまじかった。
この作品がキャリアに繋がるのだろうかと心配になるほどの強烈な演技。