代々受け継がれた祈祷師一族の悲劇
女神の力を体内に宿し祈りを捧げるというあまり馴染みの無い文化に未知なる能力は味方にすれば心強いけど怒らせたら最後という恐ろしさが潜んでいて個人的にそこの部分だけでも充分に怖いです
そんな強大な能力をもってしても太刀打ちできない数々の怨念 姿のみえない者同士の物理攻撃も法律も効かない絶望的な恐怖
タイの湿った空気感と閉鎖的な村
頼れる人は唯一の祈祷師であるおばちゃんだけという心細さ もう序盤から嫌な予感しかしない展開にうっかり没入してしまい視聴者参加型の恐怖を味わうことができます
お口直しに底抜けに明るい映画みたくなるほどです
アジアンホラーならではの不穏で陰湿な恐怖がふんだんに詰め込まれた素晴らしい作品でした