そう

THE FIRST SLAM DUNKのそうのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

さすがに泣く。でもあんな大入りの劇場で号泣できない。でも涙堪えながら観るのがこの映画の楽しみ方なのかなと思った。男泣き的な。

客は涙なくして観れないが、実際主人公たる宮城が泣くのは故郷のガマの中だけだ。

痩せ我慢というか、「不安なときほど精一杯平気なふりをする」という彼の生き方がその行動に反映されている。泣きたいときに泣かない男の姿に我々は泣くのである。

それが「格好良い」ということであり、応援したくなる理由である。ずっとメソメソ泣いてる奴に共感するのは難しいし、何なら腹が立つ人もいるだろう。

昔漫画で少し読んだことがあるが、たしか主人公は桜木花道だった。しかしこの映画の主人公は明らかに宮城リョータである。なかなかハードな人生を歩んでいるのに大してグレてないのは、本人の言う通りバスケのおかげだろうが、妹の存在もかなり大きいと思う。

実際にプレーしている気にさせる画作りは凄い。その辺りはやはり漫画家。カット割りのプロにアニメを作らせるとこうなるのかと唸る。仕事柄スポーツの見せ方の勉強にもなった。

細かい仕事してるなあと思ったのがバッシュの摩擦音wキュッキュッていうあの音、全部付けたのか。確かにないと臨場感は生まれないが、、物凄い大変そう笑
あの音聞くだけで学生時代に戻りますね。

オープニングって大事。エンディングもかっこよかったけど。チバユウスケの声はマジで楽器。極端な話、日本語になってなくても聴ける笑

全然スポーツマンじゃないし体育会系じゃないから、これ見てバスケやりたいとは思わないし、自分の運動神経じゃやれないこともわかってるから体が疼くことはない。
ただプレーしないとあの目線は獲得できないから、そこの中毒になった人がリピーターになるんだろうと推測。実際バスケできる人はバスケするだろ。まあでも社会人なかなか集まりにくいか。でも1on1でもいいわけでしょう。
そう

そう