MileNyang

アステロイド・シティのMileNyangのレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
4.6
赤茶色の砂漠の中を走る貨物列車とカクタスを観たとたんに
これはアメリカじゃないか!
と感じてしまいました。
当たり前だけど、それだけでアメリカを感じさせる映画ってそんなにないと思うので。
1950年代のネバダと言えば核実験場。エリアXXで知られる宇宙人。
しかも宇宙船は「未知との遭遇」以上に「XXの明かり(天井の照明器具)」に近い。
宇宙人も目の吊り上がったのっぺりした肌とは違い”まんまるおめめ”に凹凸のある肌。
警備の兵士も国軍ではなく州軍の設定なのかネイティブアメリカンのような三つ編みのお下げで登場という物語。
決してシリアスではないけれど、当時のアメリカを見事にパロッた作品でした。
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