もともとウェスは入れ子構造で、これは物語だと言っていつも始めるよね。
いきなり登場人物がボソッという本音には、世の中の本質をついたグサッとささるダイアログ。そういうところでこの作品のテーマが見える瞬間が多々あった。
やっぱハッカなのかな。
いつもの音楽の演出と合わせたテンポの良いシュールなギャグは控えめで、なんか落ち着いてた印象だった。箱庭でわちゃわちゃ事件が発生する方向ではなかったね。宇宙戦争みたいなの起こるのかと思ってたよ笑。マーズアタック的な。
出来上がったキャラによる箱庭での、ストーリーよりも、コロナ禍でのフィクションの在り方、虚構論を優先させた。なんならそっちが着想かも。無理やり長編になった感じあるかもな。キャラ同士のコネクションがあんまり無かった気がする。独立しすぎてた。
Your can’t wake up if you don’t fall in sleep.
アヴァンタイトルでカラーのシネスコに変わった瞬間めちゃくちゃ良かった。これだけで幸せ。
