ややララランドを感じたな(店の名前のくだりやifシーンがあるあたり)
難病がテーマの恋愛物だから可哀想ではあるんだけど、同時にとても羨ましくもあった
主人公のまつりには真っ直ぐに愛してくれるかっこいい恋人も、親身になってくれる友達も、まともでいつもそばにいてくれる家族もいる。だから死にたくないと思えるし、自殺未遂をしたかずくんに「ずるい」なんて言えるのだ。
冒頭のコルクボードに貼った写真から彼女が元々明るい人間だったというバックボーンも伺えた。「一緒に卒業したかった」という友人も、自宅でできる仕事を紹介してくれる友人もいた。基本的によく恵まれた人間で、難病だけが彼女の枷になっていた。
そんな彼女の命が最後まで自分には眩しく輝いて見えた。
「どっちが可哀想なんだろうね。」