けーすけ

ドーナツキングのけーすけのレビュー・感想・評価

ドーナツキング(2020年製作の映画)
4.5
OPの編集で掴みはバッチリ。その後ダレることなくインタビューや過去映像で構成されていく、波瀾万丈なテッドの人生にただ翻弄された。
サンプリング的に使用されるドーナツに関係するアニメやラップ、映画のワンシーンがとても可愛い。
このドキュメンタリーで1番肝になってくる難民問題をはじめ、いつだって国の争いや面倒事に巻き込まれる市民。そこに手を差し伸べた当時のアメリカのスタンスにはとても感銘を受けた。そこでアメリカンドリームを掴んだテッドは本当にすごい(もちろん家族たちも)としか言えないくらいのビジネスモデルを作った。だけどそんな成功したテッド自身にもある問題を抱えたことがこのドキュメンタリーのみそ。(ビジネスにおいては功を奏した彼のマインドがあることで崩壊し周りを巻き込む)

個人経営のお店とチェーン店との対立のお話もおもしろく、個人店のピンチの時には町ぐるみでお店を守ろうとするお客さんたちの行動はとても素敵だった。(そこに至るまでの店側の努力あってこそだが)
どこで買うのか、或いはどこで買わないかの判断が消費者として今の時代とても大事だと思う。

純粋にドーナッツが大好きな自分としては国内にたくさんドーナッツ屋があるアメリカが羨ましい。(日本ではミスドの数が減ってきていると聞いて悲しい)
穴が開いたその可愛いルックスとその上にチョコやクリームがコーティングされたカラフルでポップな色んな種類があるお菓子、ドーナッツ。大好き。
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