えいがんご

海炭市叙景のえいがんごのレビュー・感想・評価

海炭市叙景(2010年製作の映画)
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海炭ドッグの縮小とともに、寂れていく海炭市は、とてつもない閉塞感と、寒さと暗さがあった。

そんな海炭市で生きる人々たちを淡々と画いていた。でもそんな彼らの生活は、予想通り良いことは全然起きないのだ。会社をリストラされ、猫は逃げ、浮気虐待労災自殺。街と共に、そこで暮らす生活者もまた終わっていくさまが描かれていた。

しかし、ラストシーンは本当に小さな希望が描かれている。それでいいんだとおもう。