海炭市叙景の作品情報・感想・評価・動画配信

「海炭市叙景」に投稿された感想・評価

日傘

日傘の感想・評価

4.0
ああ、しんどいね、閉鎖的でここにいても何も見いだせない、息が詰まって、道が見えなくなる。でも、本当だよ こういうとこだよここは 貧困と鬱屈と馴れ合いと嫌悪。何も隠さないで影の面すべてがあらわれている 素晴らしいね、筏を作って 逃げたかったよね
地域性の強い映画の時、地元民を使うのはとても正しいと思う 地元民キャストも素晴らしいけど、加瀬亮は段違いだねやっぱり… 谷村美月の表情も良かった

地元の映画を人と見るとダメ出しで盛り上がってしまうな
horsetail

horsetailの感想・評価

3.8
造船工場があり、街自体が地盤沈下。雪が降ってなければ地元と重なる風景に他人事とは思えない。
立ち退きを拒否する老婆の住む、屋根をブルーシートで補修した木造住宅の向こうにコジマ電気が建って、「パチスロ」ののぼりが立っている。日本中どこにでもある風景なのだろうけれど、いい風景。
kst

kstの感想・評価

3.8
海炭市を舞台とするオムニバス。
どの人物も順風満帆な人生ではないが、その中で生きている。リアル感が詰まっていた。
立ち退きを要求されていた老婦が終盤も登場。探していた猫が見つかり抱きしめていた場面が良かった。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.5
【「わたしたちは、あの場所に戻るのだ」/温もりを求める冷たい肌感】


函館三部作と呼ばれる作品の一つ「海炭市叙景」で感じたのは、どこか冷たい肌感だった。

原作の「海炭市叙景」は、未完の佐藤泰志の遺作でもある。

海炭市という北の港湾都市を舞台にしているからというだけではない。人々が寄り添う気持ちを持ちながらも、どこかに不安やいたたまれなさを抱え、傷つけ、ぶつかり合い、それでも生きていこうとする姿が心を締め付ける。

日本がバブル景気で、都市部を中心に再開発が進んでいたころ、実は産業構造も転換期を迎え、多くの地方都市が衰退する予感を抱えていた。函館も同様だったのだ。

砂州に広がった海炭市は函館のことだ。

この1980年代に、この物語を構想し執筆していた佐藤泰志さんの市井を観察する目に改めて驚かされると同時に、今僕達に足りないものは何かを考えさせられる。

傷付け、ぶつかり合いながらも、他方では、寄り添う気持ちを持ち、そして生きていく。

コロナ禍の下の、ソーシャル・ディスタンスや、リモート・ワークのなかでも、人は人であるために必要なことはあるのではないのかと考えさせられる。

レビュータイトルの「わたしたちは、あの場所に戻るのだ」は、映画のキャッチコピーだ。

あの場所とは、元旦の初日の出を望む山頂のことだ。

赤い初日が照らす山頂で祈り、そして、どこかで温もりや希望を求めながらも、そこには、まだ、冷たい肌やいたたまれない心があるのだ。

だが、人は祈り続けるのだ。

ケーブルカーで下山する妹を見つめていた井川が、自ら命を絶ったのではないことを願うばかりだ。
函館三部作その①
観たのは結構前だけど、竹原ピストルの表情は忘れられない…
みんなが生きてることを実感できる
最近淡々と日々を送ってると周りの人が生活をしてることを忘れそうになる時があるけど、みんないろんな生活があって、いろんな思いを抱えながら生きてることをビンビン伝えてくれる。
北の港は薄暗く、閉鎖的で息の詰まるようなカットが多くてとても良かった!
あ

あの感想・評価

5.0
冬 白い雪と白い息は、街と人々の共通の孤独を確かめ合うように、分け合うように舞い、積もり、時々照らされて灯になる 季節だけが、暦だけが先に進み、私たちは取り残されて、また、瞼に雪が被さる 春は来るのか、心がしがみつく、静寂に触れる、
敦司

敦司の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

北海道函館市 加瀬亮 年越し蕎麦 初日の出 ロープウェイ 兄妹2人暮らし 国道沿いにコジマ電機 漬け物を売る 目黒商会二代目社長 ガスと浄水器 アキラ 小林薫 プラネタリウム 路面電車の運転手 内地 ぼったくりスナックで飲む三浦誠己まさき 何もだ俺が守ってやる 崖から転落死したと思われる竹原ピストル 銃で遺体を海へ落とす 金は持ってんだよ 五千円ぽっきりは嘘だった
北国の冬の暗さの色味が、リアルでした。
しんどかった。
(北国生まれ、在住(私はそれ)の人は、なんかわかると思う)

痛い方向にダメさが振れた加瀬亮さんは、ひりひりしました。

(しかし、短髪加瀬亮さんは、尊いです。いただきました。ありがとうございました。)
なんか思ってるのとは違いました(笑)
短編集のような格好で勝手に思ってた僕自身が悪いので思っていたのと違うことは問題ないですが、どうですかね。物語全体になんとなく鬱陶しい靄がかかったところは良かったです。多分、不景気だとか現実だとかそうゆうものを表したかったんでしょうし。もちろん役者さんも素晴らしい方が多く、何のことを言ってるかはずっと分からなかったのですが、所々感情移入も出来ましたし。僕は深夜にひとりで時間をとって観ましたが、人様にお勧めはしないですね。とゆうか出来ない。人にはかぐや様は告らせたい?とかを勧めといて、自分ひとりで休みの前の日にこっそりと観る、そんな作品だと思います。
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