海炭市叙景の作品情報・感想・評価

「海炭市叙景」に投稿された感想・評価

Grun

Grunの感想・評価

4.0
『ちゃんと』生きたら幸せになれるのか?

それともこの世は修行の生き地獄?
A

Aの感想・評価

5.0
閉塞感、やり場のない想いを握りしめ、あるいは捨てきれず、生きていった人間の尊さを知る。俺も今日ちゃんと人間やったぜって思った。
nirvana

nirvanaの感想・評価

4.0
うまくことばには出来ない。
作品全体から切実な思いが、ヒシヒシヒシヒシ伝わってくる。

よかった。

竹原ピストルの、船を見上げるときと、妹と別れる時に見せる無垢な笑顔は、奇跡に近い。
いくら上手い役者でも、演技として出せるものではないし、
実生活でも、あんな笑顔にはお目にかかったことがない。
ただただ、神聖なものに触れたようで涙が出た。

あ、ただ一人、あんな風に胸が痛むほどの表情をする人がいた、と1週間経ってハッと気付いた。
17歳で自ら死を選んだ、優しい姉です。

そんな感じやなんかの、いろんなこと、熊切監督はきっと分かっているんだろう。

映画監督って、すごいな
よかった。
はたから見ると、
あまり救われない印象受けるけど、
当事者は人生を淡々と生きていきますよね。そこがいい。

あと、音。すんごいいいわぁって思ってたらジム・オルークだった。
日本にいてくれてありがとう。
熊切監督の他ニ作でも音楽担当してます。
あぷ

あぷの感想・評価

2.0
北海道函館市…によく似た街、海炭市。
そこに暮らす人々の特別ではない年の瀬の数日間を切り取った5つの物語。
灰色の空。灰色の海。
その風景が象徴するように、彼らの物語に光が射す事はない。
ただ日々は続く。
静かなる余韻を残す文学的作品。
みんな色々と抱えながら必死に生きている
そしてそれは他人には分からない

お前なんかに分かってたまるか!

函館いいなぁ
原作は佐藤泰志の短編集。函館三部作のひとつ。
造船所からリストラされる男、立ち退かない頑固な老婆、DVをふるうガス会社の若社長、妻の夜の仕事に悶々とするプラネタリウムの職員、路面電車の運転手と不仲な息子など、彼らの陰鬱な日常が特に大仰にクロスオーバーすることもなく、個々に独立した点として語られ、やがてそれが架空の街・海炭市を点描画として浮かび上がらせていく。
色も暗い、話も暗い、時間もそこそこ長い。だけどなにかがじわじわくる。
どのエピソードもこの暗澹が路面電車の運行のようにエンドレスに繰り返されていくのだろうなあと思わせるような、ぬるい無間地獄であり、あまり救いはないのだけれど、人生なんてこんなもんだし、いやこんなもんでいいのかわるいのか、そもそもこんなってどんなだよと思考も無限ループ。
『きみの鳥はうたえる』もそうだったけど、函館の街灯って緑なの…?
槇村

槇村の感想・評価

4.0
海炭市に住む人々の生活を描いた群像劇。(架空の地方都市だけど、どう見ても函館市。)
佐藤泰志原作の映画では1番好きです。
この映画の登場人物たちは、生きていくのに行き詰まった人達ばかり。不器用だけど前を見て生きていこうとするが、うまくいかない。みんなそういったことにどこか疲れを感じながら生きている。そして、陽はまた昇る。彼らのエピソードそれぞれに盛り上がりやドラマはないけど、彼らの生きる姿が痛烈で、見ていて引き込まれる。最後の方で登場人物たちが路面電車で会する場面は、彼らはどっかしらでこの今を生きているんだと感じてなぜか泣いてしまった。
地方都市の鬱屈した空気と相まって、寂寥感、絶望感が残る話ばかりだけど、最後は生きていこうと希望を持てました。味わい深い良い映画です。

竹原ピストルはいい演技しますね。彼の表情一つ一つに涙出そうになる。加瀬亮も素晴らしい。す
tumugi

tumugiの感想・評価

4.0
映画であって、映画でないような作品だった。
生きていく場所や状況は違えど、多かれ少なかれこの映画の持つ、なんとも言えない寂しさのようなものを人間は持っている気がする。

生きているってこんな感じではないかな。
ザン

ザンの感想・評価

3.4
谷村美月が得意の幸薄そうな不健康な女性を好演していた。それぞれのエピソードが深く複雑に絡み合っていることを期待していたが。生活は苦しくても、それでも日は昇る。前を向いて歩こう。
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