海炭市叙景の作品情報・感想・評価・動画配信

『海炭市叙景』に投稿された感想・評価

じめじめと湿った雰囲気で特にオチも無い映画だが、見入ってしまった。

日々のストレスで押し潰されそうになっている人たちが沢山いて、明るいモノが全然出てこない。

特に惹かれたのは、夫が妻を殴ってその妻が子どもを殴るという、負の連鎖だ。どこかで断ち切らないとやるせ無いが、バッサリとした解決法も無くモヤモヤとする。
『空白』の中で弁当の注文を間違えた店員に当たり散らす描写があったが、日本社会だとこういう連鎖は凄い多いんだろうな。
もり

もりの感想・評価

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函館に旅行して、佐藤泰志作品をぜんぶ観てみようと思った

閉鎖的で、薄暗くて、希望の光も逃げ場もない。それでも毎日を懸命に生きて、それぞれの生活を営む。

さいごの「わしが育ててやる」がじんわり沁みた
北海道の地方都市で暮らす、市井の人々の人生を描いた作品。
北の地方都市の寂寥感、そこで暮らす人々の閉塞感を見事に描き出している。
函館の街並みと相まって、リアルリアル。
オムニバス形式になっていて、複数の物語があるが、どれもけっこうヘビー。
暗くて重い。この先救いがあるのかもわからない。
それでもね、生きていくんです。
とても良い作品。
あと、猫がかわいすぎた。
dd303030

dd303030の感想・評価

4.0
加瀬亮パートをもっと見たい。
猫ちゃんよかった…

北海道特有の街頭色照らされた夜の景色が美しい。
小さな不満やすれ違い、行き場のない怒りなどが雪のように積もっていく。
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

4.5
曲がりなりにも人は生きてて、そういうもんだと許す感覚があった
ちゃんとした方がいいですよと言われたおとな
日の出を見に行く
偽物の空ばっか眺めてって言われて現実を見るようになる
老婆はもうすぐ死ぬと言っていた
猫がはらぼてになるとわしが育ててやると言っていた
ゆき

ゆきの感想・評価

3.7
変動

街自体が疲弊感で満ちている、それでも生きていかなければならない。
原作は晴れ切らない表現がどこか気にかかって、つい手に取ってしまう一作。佐藤泰志さんの遺作。
地方都市自体とそこで生を全うする人たちの話。
152分、決して明るくはない。幸福さから遠のいて、取り戻したくても思うようにはいかないのだから。
故郷で暮らす家族のことを思いたくなる時間。
公開当時、地元の劇場で観て以来。久々の鑑賞。
自分は何か変わったのだろうか。
***
リストラ、立ち退き、裏切りや家庭問題。海に挟まれた街では皆、何かを失いながらささやかな希望を抱き日々を送る。
hoteltokyo

hoteltokyoの感想・評価

3.8
北海道函館の地で撮影された架空都の町「海炭市」を舞台に様々な人間が織りなすほの暗くもあたたかい短編集。

佐藤泰志原作で『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』と「函館3部作」の一作目。短編集系の映画は至極苦手だったがこれは観れた。自分より絶望的な状況を観て「あ、俺まだ大丈夫なんだ」という安心感が得られる本作だが、石油ストーブでホカホカするような不思議な温かみを感じる。きっとこの魅力こそが佐藤泰志氏の描く北海道なのだろう。北の国からでも似たような空気感じるけど、それに見合う言葉が分からない。町が小さければ小さいほど、そこにあるドラマは心に残るね。あー北海道行きてー。あ、監督は『鬼畜大宴会』の熊切監督。
Monica

Monicaの感想・評価

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これ見てるお部屋太陽当たってぽかぽかなのに、寒くて寂しい
けどそういう函館もすごくすき、というかそういう函館がすき、かも
kamakurah

kamakurahの感想・評価

3.5
佐藤泰志の小説主要作読了後に、配信鑑賞。作者への敬意を有しての映画化なんだろうけれど、描出すべき抒情に心得違いがある、というのが個人的印象。原作は生きてあることの実相を、数珠繋ぎのようにして季節感とともに描き出していて、もっと深い登場人物たちの内奥に裏打ちされている。残念ながら、映像は、そこまで踏み入っていない。佐藤泰志の小説世界は、映画になりそうで、実は、映画にはできない純然たる言語の時空なのだと思う。谷原美月と竹原ピストルによるエピソードでは、妹としての待ち続けた精神構造が全く伝わってこなかった。

#佐藤泰志#海炭市叙景
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