海炭市叙景の作品情報・感想・評価

「海炭市叙景」に投稿された感想・評価

(2018年DVD105本目)
(2018年通算226本目)
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.8
意図せず「函館3部作」を、これで全部鑑賞したことになりました。うーん、この、日本だけじゃないんだろうけど、地方都市が持つ特有の鬱屈した逃げ場のない空気ってなんなんでしょうね。ストーリーの中では、竹原ピストルのものが一番心に残ったかな。良い演技でした。熊切監督の映画って、そう言えば「鬼畜大宴会」以来です。叙情的になったんですね。悪くないです。ただ、もう少し短尺であれば、と・・・。
訳わかんないタイトルには飛び付くことにしております
全くの脱線ですが、08年「海角七号/君想う、国境の南」を思い出しました
すみません

で、本題ですが、閉塞感、出口の見えない映画
のり

のりの感想・評価

4.5
これは、軽々しく書けないので、もう一度観てからにしよう
ここまで、暗く、切なく、そして、救いがないからこそ、感動した数少ない映画
ronji

ronjiの感想・評価

-
函館の夜。

お神酒がわりのビール二本。

足りない一人分のロープウェイ代金。

数えてポケットに入れた小銭。

机の上に残された小銭。

君が元気なら 僕は元気だよ。
君が元気なら 私は元気だよ。

君が辛いなら…。
君が迷うなら…。
君が…。

灰色の日々に送る群像劇。
原作未読。

佐藤泰志原作映画を『オーバーフェンス』『そこのみにて光輝く』と観て抱いた強い「どこにもいけない」感。『海炭市叙景』を観ることでなぜそんなにも佐藤泰志原作映画では「どこにもいけない」感が強く迫ってくるのかが分かった。それは「ここしかない」を描いているからだ。積極的か否かの違いはあれど登場人物たちは皆、「ここしかない」という思いを持っている。ふたつの「ない」を描き出すことで、「どこにもいけない」人々の「どこにもいけない」感が強く残酷に迫ってくる。『海炭市叙景』は他の2作に比べて「ここしかない」がはっきりと描かれていた。

音楽がいいなあと思ったら、ジム・オルークだった。感情的になりすぎないけどなんらかの感情を刺激する音楽だった。

谷村美月、いいですね。
AM

AMの感想・評価

3.6
船の完成式典から始まり、ドッグの閉鎖など見ているだけで苦しくなるような閉塞感の中で生きる人々が描かれていく。繁栄と衰退の北海道の地方都市を端的に表している。様々な思いや苦悩を抱えた人々がそれでも生きているということを肯定するような路面電車内のシーンが良かった。よく見れば、路面電車は古い車体で引退を示す「1970~2010」のプレートが掲げられている。街や人の空気感を出すためのワンカットの長さなのは理解できるが少々退屈してしまった。
yukke

yukkeの感想・評価

4.5
なんとなく北九州を思い出すのは、斜陽していく工業地帯、っていうイメージからだろうか。
変わりゆく町の中で、時代に取り残されたような海炭市の人々の暮らし。主役不在の叙景。
加瀬亮のブチ切れモードが観れるのも嬉しい。
函館三部作の中で2番目に好きな作品。
🔶

パッケージにあるような海炭市のイメージが出てます
どこか寂しく時代に取り残された、そんな気分になります
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📌出演順です

【まだ若い廃墟】
竹原ピストル♠井川颯太
谷村美月🔴井川帆波(颯太の妹)

【ネコを抱いた婆さん】
山中崇♠工藤まこと
中里あき🔴トキ

【黒い森】
小林薫♠比嘉隆三
南果歩🔴比嘉春代(隆三の妻)

【裂けた爪】
加瀬亮♠目黒晴夫
小山燿♠アキラ
東野智美🔴勝子(晴夫の再婚相手)

【裸足】
三浦誠己♠萩谷博
西堀滋樹♠萩谷達一郎

1回目
knjmytn

knjmytnの感想・評価

3.4
函館の寂れた風景とそこで生きる人々のオムニバス。
わかりやすい起承転結はなく、淡々とした人生をうつしていく。
映画としてはめっちゃ暗いけど、不思議と見入っていくし、海炭市の厳しい寒さと風景と人間がとても美しく見えてくる。
ただ、3部作では一番合わなかった。
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