もあい

ロスト・ボディ ~消失~のもあいのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。あまり前情報をえずに観たので、最初はとにかく映像の表現に凝った変な映画、という印象だった。勘所でミニチュアと現実がつながるような描写(『ヘレディタリー』にも似たようなのがあった)、空想に他人が入ってくるような描写がおもしろい。後者はのちに、それ自体伏線だっだことに気付くことになるのだが。

テクセルが主人公の作った人格だというのはまあ、たしかに予想できた。ただそれだけで低い評価を付けるのもちょっと違うなと思う。猫の餌のシーン、猫を埋めるシーン、イザベルの服をテクセルが剥ぐときのいやらしさなど、最初の方で印象に残ったシーンが余さず伏線として回収されていくのはかなり衝撃だった。
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