清らかさの中で強調される心の染み。
羽虫を潰した後の、たまに訪れるじっとり嫌な感じを追体験。
色調や照明の眩しさが世界観を造っている。
緻密な造形と不思議な手触りの音。
blink(煌めき/瞬き)という題が良い。
題の通り眼差しが印象的。
ドールアイに潤む光の美しさ。
まばたきと、虫の羽ばたきが少しだけ重なる。
正直、どんな寓話かはよくわからなかった。
既にfilmarksのあらすじが完成度高い気もします。
自分の感情を見つめ、受け入れ、手放す……といったマインドフルネス的なものを想像した。
(登場人物の造形からも連想)
10分がなんだか短く感じました。
あらすじに惹かれる人は観て間違いなさそう。
それと、制作のために一体何匹の蝉の死骸を拾ったかと思うと凄い。。