いろんな面白そうなテーマがいっぱい詰め込まれてるんだけど、どれも消化不良だから結局見終わった後に残る感想が、あのグロシーンすごかったよねとか、あの演出どうなの?みたいなことで、メインのはずだった犯罪哲学とか心理が印象に残らない。
阿部サダヲはバラエティでしか見た事なかったので、すごい役者さんだなと思った。
演出面では、面会でガラスに重なる主人公と阿部サダヲ、爪を剥がす映像をしっかり写すところは、ストーリーを引き立たせるものとして圧巻だった。
しかし、プロジェクションマッピングなど急に現実離れした演出が入るので、逆に没入感を阻害していると思った。
あと、長髪の人のアザが青々とし過ぎていて、もしかしたら本当のアザも青々としているのかもしれないけど、コスプレ感が半端なかった。