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死刑にいたる病のMAOWのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
2.3
うーん…
設定めっちゃ気になるし、出だし最高だったけど、

やりたかったことは『ブレードランナー2049』なのか?


「自分が特別な子だと思ってたのに、実はただのレプリカントでした、チャンチャン」のRyan Goslingみたいなオチ(笑)


いろんな人物の関係が錯綜してて
ちょっとワケ分からんくなる。



阿部サダヲがなぜそこまで人心掌握に長けてたのか、の説明はあったか?

『ハンニバル』は精神科医だし、Mads Mikkelsenのビジュアルのみで説得力持たせてたけど、
こいつは一介のパン屋だろ。



「結局お前が殺してたんかい!」ってオチが激萎え。

確かに「起訴されたのは」全部同じなだけで、
もともと他の殺し方もしてたのかもしれないけど、

それにしても
統一感のある殺しのはずが
「長期にわたって苦しめられればそれでいいい」に成り下がってやしないかい?


まぁ何がほんとなのか、わりとあやふやではあるけども。



最後の女の子も、何で急にサイコパス感だしてきた(笑)



『クリーピー』みたいな雰囲気だと思ってたら
『キャラクター』みたいな残念仕様だった。がっかり。



映像と音楽は最高で、
『ハンニバル』なみのグロさと
あと面会室でのスピリチュアル表現。
声の反響と相まって、最高に気持ち悪いシーンに仕上がってる。
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