女性のみが入れられる精神病棟。心体共に治療という名の虐待を与え精神の改善どころか実験台にして精神的にも追い詰める男どもたち。抗えないとは言え見逃している助手の立場である女性看護師たちも加害者だ。精神科医のシャルコーは実在した様で映画で患者を物同然として扱う姿は当然流されて良いものでは無い。少なからず精神科医に掛かるというと非人道的なイメージがひっついてくるくるので今回の映画内でフラッシュバックしてしまい見れる状態ではなかったが加害性について向き合いたくて止むを得ずに視聴し終えた。共同部屋での女たちの連帯が唯一の救いだった。