見応えのある映画だった。
愛した夫の名前は別人のものだった。
ミステリーの入り口として、少し前に読んで面白かった宮部みゆきの「火車」に似ていたこともあり、鑑賞(この映画は全く別の作品だが、原作も読んでみたい)。
映画はミステリーあり、ヒューマンもあり。
国籍、差別、家族、愛など様々なテーマがあり、最後まで目が離せず楽しめた。
役者陣の演技も圧巻。
柄本明さん演じる小三浦が登場するシーンは暗い地下のような長い廊下を歩いて行くのだが、ここは少し冷めてしまった。
犯罪のプロである囚人に意見を求めに行く、ミステリーにありがちなところだが、演出過剰なようで。そこまでしなくても、柄本さんの得体の知れない雰囲気だけで十分かなと。