このレビューはネタバレを含みます
ちょっと色々と違和感があって、
心穏やかに観ていられなかったんだけど…
「俺だって半分女の子だよ」って、FTMの人が言うの?私のが頭かたいんだと思うけど、自分の認識ではFTMって男性だから、そんな台詞に違和感を覚えた。
でも、感情ぐちゃぐちゃになっちゃうし、世間は味方してくれないし、悲観的になる気持ちは分かるつもり。最後2人が一緒に生きる選択をしたのは嬉しかったし。
ラストにかけての展開は正直ドラマチックにしたかったのかなって思ってしまった。いやいや待ってーー無理無理!
スポイトとか使わないの!?って。
俊平の事や、関係があまりは深く描かれていないので、そこもすんなり感動できず。
んーーー…私の柔軟性にかけるのかな…
こういう方法を望む人もいるよね。
愛のかたち、家族のかたちもそれぞれ違うのは当然だけど。
ただ、なんとなく…、
こんな時代もあったよね、って思えるような10年後とかそれくらいに作られたらもっと素直な気持ちで観られたのかも。(10年後には今より生きやすくなっていると信じて…)
今直面してる現実を、
もっと心穏やかにしてるくれるような作品を望んだのかもしれない。
もちろん希望のあるラストだったのには間違いないけど。
あ、同性愛者は生産性がないとか言う人たちいるけど、同性カップルだって子供を生みたい、育てたい人はたくさんいて、
ユイと真也のように頑張らなくてもいい環境が整っていれば、同性婚も認められたら、日本の出生率は上がるかもよ?
(余談でした)
観終わったあと、ちょい3時間ほど考えさせてって思いました。笑