テイストはウルフ・オブ・ウォール・ストリート。バビロンっぽくもあるけど栄枯盛衰じゃないからちょっと違う。
詩人として大成することを夢みる田舎の青年が、パリの社交界に身をおくために、マスメディアの虚像の世界に溺れ、自分を見失って自滅していくストーリー。
はい、好きです笑。転落ストーリーっていうのもあるけど、描写、撮影、音楽、全ていいです。
結局、身分と金かよ!っていうことなんだろうけど、そのバックグラウンドというか薄汚いところを丁寧に、余す所なく描いている。
金のためなら嘘やでっちあげ、やらせなどなんでもあり。この作品のマスメディアの描き方は、フェイクニュースやステマにまみれたネット社会への警鐘であることは言うまでもない。
「幻滅」って、主人公が虚像にまみれたパリに対して感じたことなんだろうけど、ストーリーテラー○○○が幻滅と感じたのは、、、っていうのは深読みしすぎ?
リュシアン演じたバンジャマン・ヴォワザン役柄すごく自然でかっこいいですね。
ドランは主役喰いそうになりながらもいいとこどりです。そして佇まいが妻夫木君っぽいです。
🇫🇷革命〜ナポレオン失脚までの歴史を知ってるとより分かりやすいかも。