ある程度の覚悟をして観ましたが、
想像以上に痛かった。
心身共に痛かった。
吐きそうなくらい、痛かった。
アンヌの目線、アンヌの表情。
アップを多用したカメラワークに、
観ている側まで息が詰まり
ジリジリと追い詰められていく。
セックスはふたりでするもので、
妊娠もふたりでするもの。
なのになぜ、
中絶•出産においては、
女性側にのみこんなにも犠牲を強いられるんだろう。
刑務所に入りたくなかったら、
産むしかない時代。
"いつか子供は欲しいけど
人生と引き換えは嫌"
産んでも産まなくても潰える未来。
女性の身体と人生を、
なんだと思ってるんだろう。
男女不平等の極み。
沸々と湧き上がる苛立ちが、
抑えられなかった。
それぞれの国の事情や時代背景があるから
簡単には善悪は言えないけれど。
率直に感じたのは、
もしこれが違法になるのなら、
せめて男女同罪でお願いします🙇♀️
女性側にだけ、
"罪"と"罪の意識"を背負わせるのは、
絶対にやめてほしい🙇♀️
中絶手術が違法だった
1960年代のフランス。
予期せぬ妊娠をしてしまった大学生アンヌの孤独で壮絶な闘いでした。
アンヌの言葉。
妊娠とは、
『女性だけのもので、主婦になる病』