結賀

恋い焦れ歌えの結賀のレビュー・感想・評価

恋い焦れ歌え(2022年製作の映画)
4.2
とてもよかった…
凄すぎて見終わったあと言葉に言い表せない感情がドッと押し寄せた感じ
レイプ、殺人、セックス…過激な表現も多かったから、BLにまだ馴染めない人には少しおすすめしずらいかも…でも気になるならぜひ見てほしい

KAIの不器用ながら仁を助けてあげようとする姿勢には健気でキャラクターとしての魅力が出てた

俳句なんてくだらない、そう言ってた仁が、俳句でラップした時は気持ちが高揚した
ラップは何者にも言い表せない感情をドッと呼び起こすような感覚にしてくれるんだなって実感する

最初は他人に対して差別的な発言をしていることが多かった仁が、刑事さんの言葉を聞いて、「自分じゃない誰かになりたかった」って言ってるのがよかった

小学生に告白された時、女の子を傷つけないように伝えようとラップしてるのは笑っちゃった

稲葉友さんの「この映画の見終わったあと今まで見てきた世界が違ったように映る」って言葉に納得

ラストがな…ラストがつらいよ…信じたくない…
漫画と違うからまた別の作品として楽しめるね
結賀

結賀