ツクシ

アビエイターのツクシのレビュー・感想・評価

アビエイター(2004年製作の映画)
4.4
強迫性障害(OCD)を持つ主人公ということで鑑賞し始めた映画。

170分という超大作、長時間が苦手なので全部観れるか不安だったけど、鮮やかな映像美と心地よいBGM、ディカプリオの演技でほとんど飽きることはなかった。
意外とポンポン話が進むし、クスッとできるシーンもあれば、息を呑むようなシーンもある。

ヘップバーン役のケイト・ブランシェットも美しい。女づき合いが多く出てくるけど、皆綺麗で目の保養になります。笑

大富豪ハワードヒューズという人柄・生き様を知れる華やかな、、でも観やすい映画。
"彼はあまりにもハワードヒューズでありすぎるのよ"
ヒューズさんの生き方は、傲慢で荒々しいけど、常に目指すものがあり人を惹きつける。自信があまりない性格の自分には新鮮で刺激的だった。

強迫性障害については、
汚染恐怖や洗浄強迫について描かれており、妄想の場面も見られる。縁起恐怖があるようにも感じた。
晩年はかなり苦しめられた様子。少しずつ支配され、歯車が狂いだしながら、やつれていく様子が映されている。
人によっては苦しくなるかもしれないけど、知る限りではOCDをテーマにした映画は少ないので、
興味のある人や関わりを持つ方にはお勧めです。戦闘機や飛行機通な人も楽しめるかも。

ディカプリオの悲しげな笑顔の表情は
魅力的でした。
マーティンスコセッシ作品やディカプリオの演技をもっと観て観たくなるような映画。2005年ごろの映画だけど、とにかく映像が綺麗。
長くなりましたが、観て良かった!
ツクシ

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