既視感しかない設定、映像に溢れ返った2時間10分だったが、ダレることは殆ど無かったです。
それは、「『 〇〇』じゃん!」ってツッコむ楽しさもあるけれど、それに加えて、その引用(?)が本作全体のテンションを高めることにしっかり機能していると感じたからです。
この感じ、なんか前に体験したことあるぞと思ったら、『トゥモロー・ウォー』でした。
でも、その〇〇がほぼ90年代の映画なのは笑います。アメリカ映画界全体で80.90年代の名作オマージュの流行があるとはいえ、大抵の映画ではそこに現代のアップデートを加えられているけれど、本作に関しては90年代に公開されていても違和感無いです。
内容の不満点を少し言うと、監督の最高傑作『インデペンデンスデイ』の、あの激アツ群像劇を期待していたら、本作では物足りなかったです。
災害シーンは最早エメリッヒのお家芸で、なんだか熱いものが込み上げました。本作は特に、映像の美しさが際立っていて、エメリッヒの完成形なのかもしれないと思ったり。
これは本当に劇場で観たかったです…!
(世界でただ一人かもしれないけれど、インデペンデンスデイ3の実現をずっと夢見てます)
久々に『コンタクト』観たくなりました