監督が松居さんだったのと、映画.comがとても推していたので、気になって鑑賞。
松居さんは「アフロ田中」でとても笑わせてくれつつ、友情の大切さを教えてくれて一気に好きになりました。
今回の作品もエモさMAXの作品で、作品名であるように「ちょっと思い出す」ことがたくさんありました。
ただ、少しだけ現実離れしていることもあり、それはある種自分事というより憧れが強まるような気もしました。
例えば、水族館で貸切デート(いくらバイト先でもなかなか厳しいものがあるんじゃない？)とか、ニューヨークの屋敷との件とかは共感というより、羨ましさが上回りました。
同じ日で違う年を切り取った作品と気付いたのが、最初はこのコロナのご時世を切り取っていて、マスクを着用しているシーンがあったのですが、夜が明けると次は外へ行ってもマスク着用してなかったので、「あ、これは前の年なんだな」と理解できました。おしゃれな演出ですよね。
そして思ったよりも豪華なキャストが出てました。
國村隼、成田凌、渋川清彦、永瀬正敏など。とくに永瀬正敏さんのエピソードは切なくも温かくてそれでなお、照生と葉二人の過去と未来を繋げるエピソードにもなっていてよかった。それは尾崎世界観にも通じました。
