悲しくも切なくも明るくも嬉しくもない、感情を言葉に起こすのは難しい、そんなコトを感じる映画でした。
〝花束みたいな恋をした〟よりも今作の方が、自分の腑に落ちる或いは、何処かしっくりくる人とは同じ傷みを分け合えるような気がしました。
自分が一番溺れた人、そこにある何かしらに依存したモノ、期待や未来像とは裏腹に歯車が狂い出す音が聞こえる瞬間を味わった人、そんな経験に刺さるのかなぁ...なんて。
〝愛とは〟よりも、
〝幸せとは〟の投げかけに近い気がしました。
誰しもが何処かしらに抱えて隠し持つ〝孤独〟に対して真っ直ぐ向き合えているような体感がありました。
