前の彼が結婚するらしいって聞いて。
嫌いになって別れたのではなく，タイミングというか，お互い別の場所に住まないといけなかったので会わなくなった。
それでお互い納得してたんだけど。
その連絡を聞いて，別に未練があるわじゃなく，彼のこと応援したいけど、なんか自分の今の気持ちがそのまま映画になったみたいな映画ないかなぁと思って，観ました。そしてはい、これでした。
泣きたいとか辛いとかそういうワケじゃないんだけど。そう、本当に「ちょっと思い出しただけ。」って気持ち。
私はまだ結婚してないけど，今まで好きって言ったり言われたりした人のことは私としては（その時は少なくとも）すごく好きでこんなに合う人いないな、結婚するならこういう人なんだろうかとか思ったりもしたけど，結局何かで歯車が狂うというか、向いている方向が違ったり小さなことが目につくようになったり、それからやっぱり物理的に離れたり。
お互いの学校とか仕事とか家族のこととか。
最後の現在の葉ちゃんの姿が出てくるときにはちょっと驚いたけど，でも結局，一緒にいるときはこの人しかいないって思ってても，そんなのわからない。「2番目に好きな人と結婚するべき」とか聞くけどさ，なんというか，1番好きかどうかっていうことは「その時」のランキングで，タイミングとか自分のキャリアとかそういうのも揃わないと一緒に居続けたり結婚するのも難しい。私は「運命の人」とかって言葉にあまり心惹かれないからかもしれなけど，タイミングと年齢と、それからお互い好きで相手への優しさがあれば，「運命の恋」ではないかもしれないけど，「それなりに」幸せに生きていけるんじゃないだろうか。
付き合い始めたり結婚してから創り上げるものも多いはずだし。
と、とりあえず考えている23歳の今。笑
『花束みたいな恋をした』も観たけど，こっちの方が好きだったな。『ちょっと思い出しただけ』って本当にその通り。別れても離れてても，ある人と一緒に話したり時間を過ごしたことは消えなくて，今の自分を構成する一部にもはやなってる。たまに『ちょっと思い出しただけ』，未練とか泣きたいとかじゃなくて，遠くにいる人を想う、っていう感覚だろうか。
映画レビューというより自分の恋愛観の振り返りになってしまった😅失礼しました。
