ハリー

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…のハリーのレビュー・感想・評価

3.8
悪役令嬢モノの看板作品『はめふら』の劇場版作品。

作品冒頭でいろんな設定やらそれまでのあらすじが語られているので初見の人も安心…
かな。

時系列としては、カタリナその他が学園を卒業して魔法省で働き出す直前。僕らの感覚で言えば「卒業式後の春休み」の時期。

ムトラク国の使者がキャラバンを引き連れ入国し、カタリナがいつもの好奇心から首を突っ込んで始まる。序盤でいきなり重要な封印を解いてしまうなどのご都合主義は、いかにもなろう系。

カタリナその他はアーキルたちムトラク国の人達と親しくなるが、彼らにも目的があって…
中盤に仲違いしてしまうが、早めに和解し協力して問題解決。展開はベタだが別にそれで良い。あくまでスピンオフ作品として原作に影響を与えないような終わらせ方をしてるし。

アーキル達は実は『世界観を同じくする別のゲーム』の登場人物達。本来は相手役のヒロインがいるんだろうが、例によってカタリナがそれらの設定を担うことに。
攻略方法を知ったのがソフィアといる時など、原作の各種設定をしっかり拾っている。
マリアの光の魔法がイマイチ活躍しない、ジオルドとキースがやや見せ場が少ない、アランの扱いwwwなど、さすがに全キャラを回し切ることは出来なかったようですが、無難に纏めてくれて良いんじゃないでしょうか。

メアリ・ハントの作中最強人物(←)なところは十分見られたしね(^ω^)
ハリー

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