実を言うとファーストガンダム、この15話くらいの頃にはもう見なくなっていた。
申し訳ない。でもだからこそ本作、良いですね。
ファーストガンダム好きからは、好きであればあるほど本作（長編映画化）を疑問視されているようですね。
でも僕はこの時代にあの頃のエピソードのリメイクが見られるなんて不思議で、幸せです。監督はキャラクターデザインの安彦良和さんだから「あの絵」だし。
アムロとカイは声までまんまだし。
他のメンバーも出てたけどリュウは居ないの？
因みにセイラさんの今の声は、当時ララァの声を演った潘恵子さんの娘さん。
TVでもロボットアニメのフォーマットを借りつつ戦争の悲劇をそれまで描いて来て、ここに来て本作では人間を描いている。
良い者だ悪者だ理念だ何だ、そう言うのを取っ払って、守るべき物がある。だからそれを脅かす者とは戦う、をシンプルに描いています。
テレビ版15話（作画崩壊の回として有名らしい）も改めて見ましたが、中々良い膨らませ方。本作では子供もめっちゃ増えてるし。アムロと同年代の少年を混ぜたのも良いエッセンスです。
オリジナルが結構密林の島であったのを本作では結構荒れ野の島にしているし、ドアンが手作りしたログハウス的な家を本作では元々あった灯台の建物にしたのもストーリーに深みを持たせています。
ものすごく大きな改変もありますが、このエピソード1つだけを映画にするのならこう言うものもあって然るべきでしょう。
余談ですが、アムロに対してドアンは年齢が2倍以上はありそうですが、演じている声優さんはアムロの古谷さんの方がドアンの武内さんの3倍近いというのが凄すぎます。
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