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時間層の中の針のchaooonのレビュー・感想・評価

時間層の中の針(2021年製作の映画)
3.7
キャストに惹かれて鑑賞❣️
フィルマに邦題とジャケの登録がなかったので申請して編集してもらいました😋
運営様、迅速な対応ありがとうございます✨

『それでも夜は明ける』の脚本を務めたジョン・リドリーが監督・脚本✨
時間旅行が日常的となった近未来を舞台に、男女の愛の行方を描くSFラブロマンス💖✨

お金さえ払えば自由にタイムトラベルが出来てしまうという世界なのだが、それによっていとも簡単に過去や未来が変わってしまうのはいいの!?🤪
それに対して怯える人たちがいる中で、諦めて受け入れるしかない、みたいな社会通念に違和感しかないのだが😂

タイムスリップするシーンもハイテクなマシーンを使うのかと思いきや、カウンセリングルームみたいな椅子に座らされて眠るだけというお手軽感!
そんなんで出来ちゃうの!?
まあある意味タイムトラベルが日常なのだからそれでいいのかな😇

色々設定に無理があるように感じてしまう不思議なSFなのだが、まあそれはそれとして。
評価低いのはその辺なのかなと思うけど、描いてる人間模様としてはなかなか興味深い話だった🤔
人の出会いは、ちょっとしたことやタイミングで全く違った人生になるし、愛する相手だって違ってくるものだと改めて認識。
唯一無二の愛だと信じたものも、別の人生を歩んでみないとそれが最良かどうかなんて分からないもの。
それと当たり前のことだけど、2人で過ごした時間や記憶が消えてしまったら、育んできた感情も愛も消え去ってしまうものなのよね。

『バタフライ・エフェクト』や『アバウト・タイム』が大好きなので、それらに通じるものを感じつつ、挙げた作品は主人公たちが自分のより良い未来のためにタイムリープする話だったけど、今作は逆に他人が時間軸を操作したため愛(人生)を奪われてしまった人の話って感じだったな🤔
観る角度を変えると私の好きな映画たちの主人公身勝手にも程があるよな〜と思ってしまった次第😇
まあ映画なんでしょうがない🤣

そんな不確かな人の感情や人生の中でも「運命」だったり「揺るがない愛」の存在を信じたくなるラストではあった😌

ちなみにミュージカル好きの胸熱ポイント🔥
今作の主人公レスリー・オドム・Jrと妻役のシンシア・エリヴォは、2016年のトニー賞でレスリーは『Hamilton』で、シンシアは『カラーパープル』で、それぞれ主演賞を取ったお2人🏆👏
同年のトニー賞ウィナーコンビ映画でした❣️
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