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茶飲友達のskのレビュー・感想・評価

茶飲友達(2022年製作の映画)
3.7
2023-38〈25〉
ユーロスペースでの機会を伺っていたら、あれ?シャンテ?あれ?舞台挨拶?あれ?!拡大?!?!とほんとごめんなさい情報皆無で、となった(笑)

公開時にポスターをみたときは雰囲気と漢字四文字のタイトルに正直中華映画だと思ってた…なんとなーくあらすじ上二行だけしか読まずに観たもんだから、岡本玲が出てきて、この子が主役なんだ?と思ったほど。だからなんとなく思い描いてたかんじとは少し違ったけど、たしかにこういうサービス理にかなってるというか、成り立っちゃうし、みんながハッピーといえばそうなのかもしれない。

けどマナが笑顔で優しくお年寄りを諭す姿はどこか胡散臭くて、本心なのか騙そうとしてるのか結構話が進むまでわからなかった。スーパーでマツコをみつけたときもまるでカモを見つけた時のように見えてしまったし、マツコを説得するマナの姿に呆れたように、またまた〜と薄ら笑いをしながら半額のおにぎりを頬張る仲間の姿もやっぱりそっちに見えてしまった。

1ヶ月も前に『エゴイスト』を観たからだろうか、最初から最後までマナがエゴの塊だとしか思えなくって、最後警察官が突きつけてる言葉がまさにだなと。もちろんマナが言ってることもわかるんだけどね……自分のなにかを埋めたいためじゃん、とね。

しかし、マツコとマナの2人になってしまったときに、マツコが放った言葉や表情が半分本当で半分嘘なんだろうけど辛辣すぎてしんどかった。

ほんとに家族とはなんなんだろうね。
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