御伽噺みたいな雰囲気だし、映画なのにまるで舞台演劇のようだしで、すごく不思議な感じだった。
水や、階段や、柱を利用した、あちらとこちら・分断の表現が秀逸だった。出てくるものがシンプルで装飾がないから、多分それが舞台見たいと思わせた要因だと思う。
基本的にはすごくオーソドックスな流れだけど、こういう舞台効果と演技力で、すごく深みがある物になってたと思う。
字幕で見たのだけれど、吹き替えだとどうなるんだろうなと思った。物によっては、「女から生まれた」じゃなくて、わかりやすく「女の股から生まれた」って訳しているものもあったりするし、そのほうが最後の帝王切開が分かりやすくなるけど、あり得ないことを表現するためのものだしなぁ。そこらへんをどう処理するのかが気になった。
