金ピ仮面

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの金ピ仮面のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わっふぅーってなれる作品!
そして映画って作品の前に娯楽なんだって思われせてくれた中々ロックで大胆な作品

批評家大バッシング、観客大絶賛の嵐を呼ぶマリオ映画をついに鑑賞!
確かに全部理由はわかる笑
この脚本はマリオじゃなければ絶対飽きてるし、ギャグもあざと過ぎてあんましだ。特にクッパの扱いが酷すぎて、俺は好きじゃない。作品としてみると5点くらい。「ピクセル」並に酷い!
しかしエンタメとして見ると500点!
まず音楽が全編ぶち上がり過ぎる、なんせ古今東西のマリオで知ってる音楽をめちゃくちゃいいタイミングで流し、その他にも布袋寅泰、ミスターブルースカイ、そして何よりマリカのACDCが爆上がりした!「バトルシップ」で流れた時と同じくらい爆上がり!
更に昔懐かしのマリオの小ネタから割と新しめの作品からの引用もあって、めちゃめちゃ楽しい気分になった。芸が細かい部分がたくさんあってニヤニヤしまくってた!マリオを知っていれば知っているほど解像度が高くなって楽しい作品だ!もう一回観たいか?と聞かれたら絶対にもう一回観たい。

最終的に映画館を去る時の周囲の反応を見て、映画ってやっぱり作品である前に娯楽じゃなきゃ渦は起こせないと思った。
やれ「クッパのあの白いハットはオデッセイの奴だ!」だったり、やれ「昔あのウツボがトラウマだった」だったり、友達や大切な人とシンプルに楽しい空間を味わえるそんな時間だった。
あと隣のカップルが「クッパがかわいかった」って盛り上がっていたから、上の俺のクッパの指摘は間違ってて、
完全にターゲットと映画の目的を絞ったイルミネーションのキャラクター設定が完璧に大衆にハマったんだと思った。

みんな複雑さを求めてない。
どれだけバンドマンが1曲に時間をかけても結局は1日で作ったやす子の花粉症の歌がtiktokでバズるんだから。
そして大衆は楽しいの為なら動ける。
80年代のように1は企画(娯楽として)で当てて、2は中身(作品として)で勝負するみたいな時代がまたこのマリオをきっかけに戻ってきて欲しい。

大人が子供になれるそんな最高のエンタメだよ!
最後のマリオギャラクシーのテーマ聞く為だけにでももう1回いこうかな?
金ピ仮面

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