タイラント

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのタイラントのレビュー・感想・評価

5.0
マジで神映画だった。
人生で好きな映画ランキング、暫定で1位になったかもしれない。

書きたいことが多すぎるので、そう思った理由を3つに絞って書く。


①ガキの頃の思い出とリンクしたから

ガキの時にスーパーマリオのチョコエッグや、マリカーのフィギュアで自分で作りあげていたキノコ王国がそこにはあった。

キノコ王国や、コング族、ダークランド(だったかな?)ゲームでは深掘りされてこなかった、彼らの”国家”としてのあり方、自分がこれまでに何度も何度もオモチャで再現してたスーパーマリオの世界がそこにあった。

加えて、マリオシリーズのぬいぐるみや、いろんなマリオのゲームをやってきた思い出が蘇ってきて、

ナイトショーかつ1人で見に来たから周りもガラガラなのをいいことに、全然泣くシーンじゃなくても普通に泣いてしまった。

マジで意味分かんないよね、ごめんね。

特に移動のためにカートを作ってレースをするシーン、絶対泣くところじゃないんだろうけど「ゲームの中でもこんなやり取りが行われてたのかな」とか考えたらマジで涙止まんなかった。なぜかね。



②元ネタが分かる楽しさがあったから

自分はこれまで色々なマリオシリーズをプレイしてきた。

だからこそ分かる元ネタが何個もあり、例えばチラッとしか使われないBGMやキャラクター。

キャラに関してはファンサービスがすごくて、ポリーンにファンキーコング、ディクシーコングまでいて、自分みたいな往年のファンが大喜びするような演出がたくさんあった



③シンプルにストーリーがよかったから
実はマリオを元々観る予定ではなかったので、前情報などはほぼ入れずに観た。

いつも通りピーチが攫われて、それを助けて、終わり→そんな流れになると思ってた。

しかし、全然違った。
ピーチは”攫われ役”としてか弱い存在、守るべき存在のように扱われがちだか、実はそうではなく、本当は女性としてちゃんと強いのだ。

そんなピーチの本質を深掘りした設定がされており、少年漫画の戦う女性キャラを観ているようで、すごくワクワクした。

もちろんピーチだけでなく、登場したキャラはみんな魅力的で、今作でマリオキャラがもっともっと好きになった。



長くなったが、以上がこの映画が”神映画”な理由である。文句なしに⭐️5をつけることができた。

続編も匂わせてる感じだったので、もしあるのなら、絶対にまた1人で、ナイトショーで観たいと思う。
タイラント

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