子供の頃のクリスマスパーティって特別でカートゥンネットワークのクリスマス特番を見ながらみんながやってくるのを待ってた。
お母さんは張り切っていつもより美味しいご飯を作ってくれるし
お父さんは綺麗に服を着て掃除してる
その日だけは何故か率先してお手伝いしたくなるし、ワクワクしちゃって手伝わないと叫んでしまいそうになっちゃう。
だけどあまり好きじゃない親戚が来るのは憂鬱ででも楽しみで地球も自分も5℃ぐらい暑くなったような感覚。
それが子供の頃のクリスマスだった。
大人になると昔の思い出や日々の鬱憤を語り合える楽しい一夜で、慌ただしい日々の中に訪れる一寸の光のような感覚。
そうかもうクリスマスか、というのが毎年この時期の流行語になってしまった。
しかし、最後のクリスマスだとわかっていたらどうだろうか。
楽しいイベントはこれで最後、もう2度と訪れることはない。
最愛の家族とももう会うことはできない。
そんなクリスマス、私は生きることを願うだろうか。
愛する人たちと生き続けることを望むだろうか。
子供の葛藤、大人の葛藤両者それぞれの思いが綺麗に描かれていて、大好きな人たちともっと一緒にいたいと思い、そんな人ともっと出会いたいと感じさせてくれる作品でした。
もう冬か、なんて今年も言ってるあなた!オススメです。