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性愛占星術 SEX味くらべのKのレビュー・感想・評価

4.9
曽根中生が奇天烈な映画監督であることを知っていても、これはひどいと唸らずにはいられない。軽い! あまりにも軽すぎる! ヘリウムガスのように軽い映画だ! 板に書いたお城のようなショボいセットがこの軽さをさらに助長している。ピンク映画の脚本化がホンを書くために温泉場に行くというはなしで、ぽわわわわ~んと脚本化の脳内でセックスシーンがはじめる。が、何故かこのセックスシーンが2倍くらいの早送りで、役者の声もヘリウムガスを吸ったように甲高くなっている。いったい何がなんだか意味不明なのだけど、ピロピロピロ、ピロピロピロ、アーーーーーーー(甲高い声)みたいな動きと声がやたら記憶に残っている。
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