このレビューはネタバレを含みます
65点
今回のヒロイン、バーバラは、潔くて気持ちよかった。
ゾンビであってもそうでなくても
生きる価値もない男は殺してしまうくらいの意志がある行動をしていたのが良かった。
元祖のバーバラは、どこか
何もできない、何もしようとしない、
立場が弱い、男性の下に立つ存在
として、それが当時女性の象徴的な姿であったのかもしれないけど、見ていて気持ちが悪かった。
だから、今回はすごく気持ちがいい作品だったと思う。
どちらの作品も、ラストシーンが印象的だった。
生き残った黒人が白人に射殺されるシーンも
生き残った中年男が女性に射殺されるシーンも
やっぱり時代を反映させたラストカットで素晴らしかったと思う。
ゾンビが人間の企みや感情や本音を明かしてしまう存在であることをこの作品を見て気づけた。