ゆう

リコリス・ピザのゆうのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
3.5
1970年代のLA ノスタルジーな古き良き時代のほろ苦く甘〜い青春ロマンス。

主演の二人15歳の少年が25歳の女性に恋愛を敢行する一風変わったストーリーなのかな?と思ったいたが、1970年代LAの情景や社会や問題、生活、人種の信仰、ミュージシャン、ファッションなど、主人公たちが立ち寄る世界もジャパニーズ飲食店、テレビ・映画業界から始まって政治やビジネスまで幅広く織り交ぜて描いていた。 
途中からシネマのセレブ超大物俳優が登場してくる。 ショーン・ペーン(ハリウッドスター役)、ブラッドリー・クーパー(B・ストライサンドの愛人役)の当時のリアルなぶっとび感とハチャメチャに目が覚めた…この作品はやはりただものではない…!年の離れた主人公二人が走りまくり、紆余曲折の末にLOVEを確かめ合う70年代のLAの空気を濃密に漂わせる。
多様性の誇示も、人種差別も富の格差も、そこに一切嗅ぎ取ることはできない。自由と平等が当たり前のように、そこに横たわっていた。
主人公の少年を演じたのはフリップ・シーモア・ホフマンの息子のクーパー・ホフマンさん。
年上女性を演じたのはアラナ・ハイム(あとから調べたらロックバンドで確立しているハイムさんってミュージシャンだったのか!と驚きw)お二人共に映画デビュー作。
あのピンボール店でピンボールをプレイしたいと思ったw
ゆう

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