Terrra

その日の夜明けのTerrraのレビュー・感想・評価

その日の夜明け(2021年製作の映画)
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TIFF2021 コンペ4本目

監督はチリの英雄的詩人パブロ・ネルーダがセイロンで不可触民の女性に対して行った蛮行を、ごくカジュアルに手記に残していた事実に衝撃を受けて映画化を決めたそう。
その後metooムーブメントの流れで発掘された資料を集め、レイピストの側面に光をあてた脚本を12年かけてブラシュアップしたとか。

TIFFコンペティションの評価はふるわないものでしたが、ネルーダの認知の歪みと、現地の侍従および被害者の視点を描き分けた映像表現、ラストカットでこの歴史的事実に対する態度をはっきり示しているあたりに、監督の誠実さを感じました。
https://2021.tiff-jp.net/news/ja/?p=58300

元恋人が米を持ってビルマから追ってきたのも手記に書かれた事実だとか。
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