Hiroki

奈落の翅のHirokiのレビュー・感想・評価

奈落の翅(2021年製作の映画)
5.0
小林勇貴監督自らソニックお届けマンと化し、ゲリラリリースしてたブルーレイを運良く購入!

監督が「私の今の集大成であり、最高傑作です。」とツイートしてた。俺もこの映画が小林監督映画の中で一番好きになった。食らいすぎてまとまりのない文章をダラダラと書いてしまった…


以下感想。


ジンギさんが滑る後ろ姿とあのテーマ曲がシンクロした瞬間がかっこよすぎて何回もみれる…BlackEyePatchのロンT欲しくなる。

ストリートスケボーと自主映画(監督の撮り方)のシンクロ率が凄くて感動した。

かと思ったら、飲み会シーンのリアルさも凄いので必見。ある意味この映画一番の地獄シーンかも…笑
会社のシーンも凄いです。ほんとにイヤ。笑

社会に打ちのめされて、スケボーもそんなにやらなくなってたジンギさん。あの3人に出会ってからのジンギさんの生き生きとした表情に救われる。クソみたいな社会で生きる中で、楽しいことがあるっていいなって改めて思う。

夜中のスポットで警備員の注意を振り切ってからの滑りであのテーマ曲!最高!!!

夜の新宿のワンカットゲリラ撮影マジでヤバイ。あとガチの職質撮影…笑

メルセデス大破、会社なくなる、拉致られる。どんどんと奈落に落ちていくジンギさん…

ここからはスケ暴映画。

今回は暴力シーンなしのはずが、池田さんのスケーター狩りの話で素晴らしいバイオレンス知識を叩き込まれてしまったらやるしかないですよね。笑

真っ白ハンターの2人。1人が伊能昌幸さんじゃないですか!高架下の喧嘩シーン最高。

ラストの地獄はマジで神がかってる…絵面が凄すぎるし車のガラスを割るシーンもヤバイ。そしてなんと言っても池田さんの車超え大ジャンプですよ。池田さん登場シーンのジンギさんと同じ表情になった…かっこよすぎ!

軽蔑と憎しみと迫害の闇鍋社会からまろび出た、怒りの映画。現代社会に対する小林監督の想いがスケボーを介してバチバチと伝わってくる。この現状に俺にも感じるものがあったから、めちゃくちゃ共感したしなんだか救われた。

エンディングがKOHHの唯一好きな曲で感動。

P.S.
熱すぎて冷たく感じる拷問はパニッシャーオマージュですか?笑

2021.10.03
2021.10.04
Hiroki

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